伊豆山土石流災害から7度目の月命日 被災各所で犠牲者追悼、冥福祈る

26人が死亡し、1人が行方不明になっている熱海市伊豆山の大規模な土石流が発生してから7度目の月命日となった2月3日、被災現場の各所に住民や被災者が集まり、犠牲者の冥福を祈り、黙とうをささげた。
伊豆山沿岸部の国道135号「逢初(あいぞめ)橋」付近では、被災者などでつくる復興支援団体「テンカラセン」(高橋一美代表)のメンバーや地域住民が集まり、線香や花を手向け、犠牲者に手を合わせた。
同団体は、被災者の安らぎや情報交換、観光客との交流の場にしてもらおうと、逢初橋近くの「浜会館」4階にボランティアカフェを新設する。伊豆山神社の参道の交差点付近で相模灘が一望できる。クラウドファンディング(CF)で支援を募って準備を整えた。

現場近くの寺院「般若院」(岡本慈興住職)では、住民団体「熱海伊豆山で心をつなぐ集い」が犠牲者追悼の法要を初めて営み、焼香して犠牲者を追悼。そのあと、境内の被災現場を臨む場所(土石流で流された足湯横)に設けた慰霊台に線香を手向けた。

一方、県警は約80人態勢で、今も行方が分からない太田和子さんを捜すため、一斉捜索を被災現場や伊豆山港の内外などで実施。伊豆山港では潜水士6人が海底を入念に捜索するとともに、カメラを搭載した水中探査装置を投入して陸上のモニターから海底の映像を細かく確認した。
初めて現場で指揮を執った山本和毅県警本部長は「ご家族や地域の方々の思いを胸に刻み、1日の早く見つけ出すという思いを共有し、不退転の覚悟で捜索する」と話した。

土石流は昨年7月3日午前10時半ごろに発生。県警は起点にあった不適切に造成された盛り土の崩落を防ぐ措置を怠った疑いなどで、盛り土造成の不動産業者、現土地所有者の関係先などを家宅捜索するなど捜査を進めている。
(熱海ネット新聞)

 

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