伊豆山土石流 齋藤市長「行政に不備があった」遺族に初めて謝罪

熱海市伊豆山の土石流災害の発生から来月3日で1年を迎えるのを前に齋藤栄市長が6月27日夜、被災者や遺族でつくる「熱海市盛り土流出事故被害者の会」(瀬下雄史会会長)ら3人と市役所で会談し、謝罪していたことが分かった。6月28日の議会運営委員会で明らかにした。
市長は被災者や遺族に対し「行政としてやるべきととができていなかった。申し訳なかった」と不備を認めたという。すでに県は行政の不備を認めているが、市長が認め被災者に直接謝罪するのは初めて。
会談は、市長の呼びかけで非公式に行われた。瀬下会長は複数のメディアの取材に対し、「非公式の会談なので正式な謝罪とは受け取っていないが、市の過失にについては直接伝えることができた。市には血の通った対応をお願いしたい」などと話した。
任期満了(9月13日)に伴う熱海市長選は9月4日告示、11日投開票が決まっているが、5期目を目指す齋藤市長は、立候補をまだ明らかにしていない。
(熱海ネット新聞)

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

ピックアップ記事

  1. 2023-8-23

    熱海海上花火大会に1万2千人、手荷物預かり場に長い列

    熱海海上花火大会の夏季シリーズ第5弾が8月22日夜、熱海湾であり、1万2千人(主催者発表)が…
  2. 2023-8-21

    被災地を照らす大輪の花火 伊豆山港で海上花火大会

    熱海市の伊豆山港で8月20日、伊豆山温泉海上花火大会が開催された。午後8時20分から35分ま…
  3. 2023-8-17

    お盆の夜焦がす網代温泉海上花火大会 去り行く夏惜しむ

    熱海市の網代湾で8月16日午後8時30分から、網代温泉海上花火大会(同温泉観光協会主催)が開…
  4. 2023-8-17

    熱海市で「百八体流灯祭•送り火」長浜海岸に110基のかがり火

    熱海市のお盆の伝統行事「百八体流灯祭」(多賀観光協会主催)が8月16日夜、多賀地区の長浜海岸…
ページ上部へ戻る