藤曲氏「県政報告会」で統一教会退会を報告 来春県議選に出馬表明

熱海市選出の藤曲敬宏県議(55、自民党、2期目)が11月24日夜、市内のホテル大野屋で「県政報告会」を開き、来年4月の統一地方選の県議選に出馬することを表明した。自民党熱海支部が推薦を決めた。
報告会には原規公後援会長、内田進支部長(熱海商議所会頭)、齋藤栄市長、中田次城県議(伊東市選出)、自民党市議団の9氏全員、菩提寺・医王寺の高田俊彦住職らが応援に駆けつけ、約200人が熱心に聞き入った。勝俣孝明農水副大臣は国会開催中のため、動画でメッセージを寄せた。

藤曲氏は、出馬宣言する前に、不信を招いたことをまず陳謝。「この件についてきっちり説明したいと思い、県政報告会を設けさせていただいた」と切り出し、過去に世界統一家庭連合(旧統一教会)と接点があったことを認め、今年9月に退会届を提出し、受理されたと説明した。「市議、県議を通して政治活動とは常に一線を画し、(同教会への)勧誘等はしていないし、選挙支援も受けていない」と釈明した。

JR熱海駅前で老舗喫茶店を営む藤曲氏は静岡県小山町の出身。30歳の時に、祖父の弟に子どもがいなかったため、熱海市に移住し、叔父の商売を引き継いだ。大学進学以降は都内で生活しており、その時期に先祖を敬い、家族教育を大事に思う考えに共感し、心の接点ができたという。
しかし、今年7月に安倍晋三元首相の銃撃事件があり、旧統一協会を巡る霊感商法問題などが連日メディアに。県議として日本と韓国をトンネルでつなぐ事業推進イベントやピースロードの自転車イベントなど教団関係団体の行事に参加した藤曲氏の政治信条も懐疑的に取り上げられた。

「行事に出席したのは、日本と韓国の友好につながる食品や環境の問題などがテーマ。宗教活動ではなく、議会で質問する際などに役立てた。しかし、自民党党本部から、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との関係を断つとの通達があり、一切関係を断つ。私は来宮神社、医王寺の総代を務める。こちらは支援する世界救世教と共に関係は継続していく」と話した。

3期目の政策には、初島や大島への船が発着する県が所有する「熱海港客船待合所」おおよび周辺の整備、市県国がタッグを組んだ土石流被災の伊豆山地区の復興、凍結状態の観光会館の整備支援などを掲げた。
来春の県議選には、「藤曲=統一教会」を強調して立候補を模索する動きもあり、陣営は気を引き締めている。

今回、藤曲氏の後援会は会員の約3千世帯に案内状を送付したが、今後の受け取り拒否は6通。うち4通は本人死亡が理由で、あからさまな拒絶反応は2通だけだった。県政報告会後、藤曲氏は「マスコミの報道で厳しい反応を覚悟していたが、多くの方々に来ていただき、もう一度信じてみようと。期待に応えるべく精進して熱海市の発展に全力を尽していく」と述べた。
(熱海ネット新聞)

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