
任期満了に伴う熱海市議選(4月23日投開票、定数15)に無所属で出馬を予定している元職金森和道氏(66)の後援会は3月5日、熱海市清水町の後援会事務所で開所式を行い、市議選に向けて始動した。
式には、齋藤栄市長、渡辺周衆院議員(民主党静岡県連代表)、榛葉賀津也参議院(国民民主党幹事長)が駆けつけ、平山佐知子参院議員(無所属)もメッセージを寄せ、結束を高めた。
市長は「金森さんは弁はたつ方ではないが、市民が主役の齋藤市政になくてはならない人」とマイクを握り、2006年の市長選で初当選して以来、昨年7月に現職のまま95歳で亡くなった山田治雄さんと共に一環して支えてくれたことに感謝。「山田先生の薫陶を受け、市民中心の政治を受け継ぐ金森さんを全力で応援する」と話した。
渡辺衆院議員は、静岡県が移住希望地ランキングで山梨、長野県を抑え、3年連続で1位になったことに触れ、「移住定住の増加はありがたいが、熱海の地価や物価が上がり、市民生活に支障が出ている」と。市議会を離れても、金森氏は持ち前のフットワークで市民の声を聞き、市長に届けてきた。「今度は再び、市議会の場で齋藤市政を牽引していただきたい」とエールを送った。
榛葉氏は、この3年間、熱海市民はコロナ禍、伊豆山土石流災害、ロシアのウクライナ侵攻に伴う物価高で厳しい時代が続くとし、「今こそ、まじめに働いて税金を支払う庶民のための政治が大事」と訴えた。
金森氏は「みなさん、暮らしの生活で何か困ったら、相談する相手がいらっしゃいますか」と問いかけ、「私はこれまでもこれからも困った人の相談に向き合っていく」と強調。「私で解決できないことは齋藤市長に相談し、市長ができなかったものは国会議員の皆さんにお願いする」と語り、市が取り組む「住まうまち熱海づくり」の拡充を政策の柱に掲げた。
金森氏は、前回市議選で20票差の次点。「結果を真摯(しんし)に受け止め、また一から活動していきたい」と捲土重来を期してきた。
(熱海ネット新聞)
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