移住者市民支援に参政党が擁立 小椋郁乃氏が熱海市議選に出馬表明

任期満了に伴う熱海市議選(4月16日告示、23日投開票)に、新人の小椋郁乃(おぐら・いくの)氏(71)=青葉町=が参政党から立候補することを表明した。同氏の後援会(石井秀明会長)が3月19日、市内咲見町で後援会事務所の開所式を行なった。
今宮神社の泉明寺邦彦権禰宜(みずほ宮司の父)が神事を執り行い、参政党の佐々木弘静岡県連支部長 、鈴木まゆみ焼津市議、熱海マンション役員連絡会役員、支援者などが出席して結束を固めた。
小椋氏は沼津市出身。亜細亜大学を卒業後、国際交流基金奨学生として香港中文大学に留学。「兼高かおる世界の旅」をはじめ、テレビの中国取材のコーディネートを多数手掛け、現在、旅行会社「セブンシーズ」(東京・渋谷区)社長。
近年は、ウィーン少年合唱団の日本公演や第九をウィーンで歌うなどの企画を通じて、オーストリア日本国大使館と連携した文化交流を手掛けている。ウィーン少年合唱団熱海公演の実行委員会代表。

人気移住先で知られる熱海市は総人口の約3割が東京など首都圏からの移住者。自身がその1人である小椋氏は「東京に通勤する二拠点居住者支援」「移住者と古くからの熱海住民協働のまちづくり」を公約に掲げた。また「車・鉄道など陸からの観光客だけでなく、海外クルーズ船の誘致による『海』からの誘客に取り組む」と訴えた。今回の出馬は政策を共有する女性議員との連携を視野に入れてのものと見られる。
同党が熱海市議選に候補を擁立するのは初めて。佐々木県連支部長は「党本部から熱海市議選に1人擁立すると聞き、当初、我々で支え切れるか、と心配した。しかし、小椋さんは長く会社を経営され、世の中をしっかり俯瞰(ふかん)されてきた移住者のリーダー的存在。全力で応援する」と話した。
(熱海ネット新聞)

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