
温泉に感謝を込めて、沿道の人々が盛大に神輿に湯を掛ける「湯かけまつり」が5月27日夜、湯河原町と熱海市の泉公園で4年ぶりに開催され、多くの観光客や地域住民がかけつけた。
午後7時半に湯河原美術館を出発したパレードは午後9時にフィナーレ会場の泉公園に到着。「どっこいそーりゃ」の神輿甚句が響き渡るなか、勇壮な練りがいくつも重なり、最高潮に達した。沿道には温泉の「湯」が入った樽(湯桶約5000個、約60トン)が用意され、神輿めがけて威勢よく「湯」をかけた。
湯かけまつりは江戸時代、将軍家や大名家に樽詰にした温泉を献上する「献湯神輿」出発の際、道中の安全を祈願してお湯をかけてお祓いする儀式を再現したもので、湯河原町の熊野神社の春の例大祭にあたる5月の第4土曜日に「湯かけまつり」として催される。熱海市の伊豆湯河原温泉観光協会、湯河原町の湯河原温泉観光協会が毎年合同で開催している。
(熱海ネット新聞)
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