【編集室】11羽いた子供たちが4羽に 地域住民が「カルガモ一家」見守り 

5月1日に熱海梅園で11羽生まれ、カラスの襲撃を恐れて母鳥とともに初川下流の初川橋付近(ドコモショップ熱海店前)に疎開しているカルガモファミリー。近くに住む神木健策さんや佐藤良博さんらが「子供たちの成長を願い」見守りを続けている。しかし、24時間体制とはいかず、カラスの襲撃は避けられない状況だ。佐藤さんによれば、現在の場所に現れた9日には6羽いたが、10日は5羽に減り、11日にはさらに1羽減って4羽になったという。
先日紹介したように、カルガモ母子には父親と思われる”ボディバード”がついている。12日朝、熱海ネット新聞が現場を訪れると、母カルガモは中洲にじっと身を構え、4羽の子供たちを草の中に隠しているのが見て取れた。絶対安全を確認すると、子供たちと泳いだり、餌を調達したりしている。その間にカラスが現れると、近くをパトロールしている”ボディバード”が羽をバタバタさせて警戒警報を発する。ただちに母カルガモは子供たちを羽の下に隠して抱きしめ、カラスからガードしていた。前日の大雨で水量が増し、ちょっと油断すれば、子ガモたちは海に流されてしまう。緊張感が漂う。
「けなげな母親の愛情を見ていると身につまされる。何とか元気に巣立って行ってほしい」。神木さんたちはこの日も早朝から見守りを続けていた。

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