
熱海市は25日、2015年度の市内の宿泊者が入湯税ベースで前年比11万6724人増の308万4025人(前年比3・9%増)だったと発表した。300万人を超えたのは日韓W杯が開催された01年度(301万5千人)以来14年ぶり。09年リーマンショック、11年の東日本大震災で11年には246万人まで落ち込んだが、その後右肩上がりに回復。北陸新幹線の開業や圏央道(神奈川県区間)が開通した15年度も、多くの伊豆の温泉観光市町が宿泊客を減らす中、熱海市は今年2月に発表した2015年(1月~12月)の宿泊者数でも307万6千人(前年比5・2%増)を記録。「ADさんいらっしゃい」や四季ごとにテーマを統一した観光ブランドプロモーション『意外と熱海』が奏功して3・8%の増加。同時にホテル旅館の人手不足に拍車がかかっている。
◇入湯税による年度別宿泊人員(4月~翌年3月)
2001年度 311・9万人
2002年度 298・3万人
2003年度 291・3万人
2004年度 289・6万人
2005年度 291・4万人
2006年度 293・9万人 斉藤市政スタート
2007年度 289・9万人
2008年度 291・4万人
2009年度 281・9万人 リーマンショック
2010年度 262・2万人
2011年度 246・6万人 東日本大震災
2012年度 268・9万人 ADさんいらっしゃい開始
2013年度 287・1万人 観光プロモーション開始
2014年度 296・7万人
2015年度 308・4万人
写真=観光ブランドプロモーション『意外と熱海』より
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