
熱海後楽園ホテル「みさき館」が8月31日、51年にわたる営業を終え、閉館した。みさき館は1965年8月、同ホテル開業時に開館。敷地面積約7900平方メートル、11階建て延べ床面積は約2万8800平方メートル。客室は約140室、宿泊定員約650人で、年間約8万人が宿泊した。読売巨人軍が「納会」の会場として利用してきたことでも知られる。宴会後は、ONをはじめ各選手が馴染みの飲食店やスナック等に繰り出し、翌日は近隣のゴルフ場で球団コンペが行われるなど、熱海のにぎわいに長く貢献してきた。
同ホテルを経営する東京ドーム・リゾートオペレーションズは、2013年施行の改正耐震改修促進法に基づく耐震工事を行うより、建て替える方が経済合理性があると判断した。2020年東京五輪・パラリンピックまでに、新施設を跡地に開業する方針だが、その間は隣接の同ホテル「タワー館」だけの営業となる。
左から須藤豊、王、柴田勲、槌田誠、倉田誠、末次利光、吉田孝、上田武司(昭和49年11月29日)
伊豆山の大型宿泊施設「ホテル水葉亭」も31日、営業を終了した。千葉香織社長は、9月以降について「流動的な部分もあり、現状で確たる話はできかねるが、そう遠くない時期に方針を報告できる」とのコメントを発表した。同ホテルから観る伊豆山温泉海上花火大会は迫力があり、人気が高かった。
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