
熱海市の猟師らでつくる「熱海ワナの会」(松尾護会長)は12月14日、熊本地震への義援金として2万5467円を市社会福祉協議会に寄託した。11月23日に行われた来宮神社と伊豆山神社の新穀感謝祭・新嘗祭で参拝者に猪鍋を振る舞った際、募金箱を設置して寄付を募ったもので、来宮神社1万6235円、伊豆山神社9232円の善意が寄せられた。
イノシシやシカなどの野生動物による農業被害は、全国で年間200億円。熱海市も例外でなく、昨年はイノシシだけで約75万円の農作物被害があった。同会は毎年、市内数カ所に鉄製のおり(高さ約1メートル、横幅約1メートル、奥行き約2メートル)を設置、昨年はイノシシ253頭を捕獲した。
全国ではこうした、やっかい者をジビエ(狩猟による鳥獣肉)として食べることで、農作物への被害を減らす取り組みが広まっているが、熱海市には食肉処理施設がなく、大部分は捕獲した土地に埋められたり、エコ・プラント姫の沢(廃棄物処理施設)に運び有料で焼却したりしているという。
食用に使うのはごく一部だが、あったかーい鍋にしてふるまった。筆者も伊豆山神社でごちそうになったが、思ってた以上に柔らかく、美味。それより何より、体が温まり、疲れが吹っ飛びそうな感じがするのが実にいい。
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