
熱海市の和田山壮年会(菅野清宏会長)のメンバーら20人は5月8日、玄岳(くろたけ)ハイキングコースの一斉清掃を行った。同会は毎年、大型連休の最終日などに、同コースの清掃を始め、今年で10回目。ごみ袋を手に倒木や枝払い。ペットボトル、空き缶などを回収した。玄岳北の「氷ヶ池」(標高620m)は、冬には池面に氷が張る。明治・大正期、熱海温泉の旅館は、上客泊り客の要望から飲食物を冷やす氷が必需となり、氷ヶ池まで足場の悪い山道を登坂。池面に張った氷を切り出し、菰(こも)氷荷を背負って搬送したと伝えられている。
玄岳ハイクコース入口までは、熱海駅からひばりヶ丘行きバスで約20分。
(熱海ネット新聞)
◆玄岳(くろたけ) 熱海市・函南町・伊豆の国市にまたがる伊豆半島にある山で、山頂近くには伊豆スカイラインが通り、山頂は芝地となっていて、大展望が広がる。富士山、駿河湾、天城山などが眺望できる。 標高 798m。
◆熱海高原ロープウェイ 熱海サボテン公園(現星野リゾート・リゾナーレ熱海=旧ホテルあたみ百万石)と玄岳の山頂付近を結んだロープウェイ。氷ヶ池の近くには、玄岳駅舎が老朽化したまま残されている。昭和42年に開業したが、経営破たんで約3年で休止。当時運行に使用された121人乗りゴンドラは世界最大級。
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