【編集室】熱海海上花火大会、木更津市のクルーズ船誘致にも貢献


千葉県木更津市の木更津港に9月18日、国内2番目の規模を誇るクルーズ船「ぱしふぃっく・びいなす」(全長183・4メートル、2万6594トン)が初入港した。2020年の東京五輪を見据え、クルーズ船の誘致に取り組む木更津市などが企画したもので、1泊2日の実証運航に選んだのが同日夜に行われた熱海秋季海上花火大会。同市によると、実証運航の定員は460人で、6月1日の募集開始後、わずか約35分で満員になったという。
”洋上観賞”は無料。1次的には主催した熱海温泉ホテル旅館連合組合の利益にならないが、目黒俊男理事長は「それだけ、熱海が魅力あるということ、歓迎です。熱海港に入港しなくとも、巨大クルーズ船が熱海湾に来れば、着岸できるように整備したり、客船ターミナルの設置などのインフラ整備につなげることができる」と話した。熱海海上花火大会は、東京湾を挟んで両市に相乗効果をもたらしている。
夏季海上花火大会では、「にっぽん丸」(全長166・65メートル、2万2472トン)が仙台港、横浜港から訪れ、洋上から熱海海上花火大会を観賞した。
(熱海ネット新聞・松本洋二)

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