【編集室】熱海のレトロな風景25点 「熱海百景絵はがき」お土産に人気










日本一の温泉観光地を目指す熱海の風景を描いた「熱海百景絵はがき」原画展が8月1日から9月29日まで起雲閣で開催された。市内西熱海町に住む挿絵作家・酒井理恵子さん(41)の作品25点が展示され、訪れた人たちは水彩で描いたレトロな風景に見入っていた。
2010年に熱海ガイドクラブの依頼で海光町の石畳を描いた「石坂浪漫コース」が最初の作品。以来、コツコツと熱海のレトロな風景をロケハンしながら、制作を続け、「お宮の松と尾崎紅葉祭」「旧日向別邸」「双柿舎」「起雲閣」「来宮神社・大楠」「旧日向家熱海別邸」「網代地区・ひもの銀座」「伊豆山神社」などを次々に制作。14年に澤田政廣記念美術館で初めて展示会を開催した。今回が2回目の展示会で、前回から「ジャカランダの遊歩道」など8点が増えた。
「自分が表現したいことと、熱海のレトロな雰囲気がぴったりくるまで対象を見詰めながら、自分の感じた熱海を描いている。知れば知るほど、熱海っていいなあと感じてしまう」と酒井さん。3カ月に1枚がやっとの力作ばかりだが、まだまだ構想は尽きない。
■「熱海温泉熱海誌」とともに土産に人気
実はこの絵はがき、熱海のお土産として隠れた人気を呼んでいる。起雲閣など市内7カ所の店舗などで販売しているが、土産用に買い求める人が多いという。今年は市制80周年を記念して市が制作した「熱海温泉熱海誌」(定価3000円)もお土産として大好評。これまでは熱海のお土産というと、温泉まんじゅうや干物が定番だったが、若い観光客の増加とともに新たなヒット商品が仲間入りした。
(熱海ネット新聞・松本洋二)




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