
宮入り後の本殿前で10月19日夜、今宮神社例大祭の神幸行列の成功を祝って御鳳輦神輿の境内引き回しが行われた。今宮一心櫻結会(いまみやいっしんおうゆうかい」の江間亮介会長の合図で、会員が御鳳輦を担いで勢いよく走りだし、周回を重ねた。会員たちは雨の中、市内西部地区をくまなく回った昼の神幸行列で体がくたくたになりながらも、気力を振り絞ってやりきり、完全燃焼した。集大成となる11周。10周回の予定だったが、名残惜しいのか、もう1周追加した。
■伊豆山卯桜翠辰會、跳昇伍團壱會の仲間に感謝
一連のご奉仕をやり遂げた江間会長は運行を託した宇畑宏宣進行部長の労をねぎらった後、「皆さまから御鳳輦は一生に一度のことだから、自分のために楽しめと言われ、その言葉を胸に今日までやってまいりました。先輩方をはじめ、地域の皆様に会員数の少ない我々を心配していただき、温かい言葉、お力添えをいただき、本当にありがとうございました。そして伊豆山卯桜翠辰會(うおうすいしんかい)、跳昇伍團壱會(としょうごうまるいちかい)、この一年、苦楽を共にし、みんなの存在が僕たち最後の御鳳輦渡御を行うモチベーションになりました」と感謝の言葉を述べると、女子部員、次年度、今年度の伊豆山神社、来宮神社厄年奉賛会の会員たちと肩を抱き合い、達成感を分かち合った。「よくやった」の声が境内のあちこちから上がり、多くの参拝者の涙を誘った。
春の伊豆山神社、夏の来宮神社、秋の今宮神社。季節は変わっても、御鳳輦の絆は強い。清々しい光景-。
(熱海ネット新聞・松本洋二)
動画はコチラ…御鳳輦の境内引き回し
動画はコチラ…今宮一心櫻結会会長あいさつ
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