
熱海市は2日、市議会臨時会を8月5日に開き、「NPO法人あたみオアシス21(中島美江理事長)を非公募で起雲閣の指定管理者とする」議案を再提出すると発表した。斉藤栄市長は先月29日の各派代表者会議で「今回は特命(非公募)とし、次回以降の選定については、市内団体を条件に公募する」という修正案を示し、市が譲歩する形で議会側に理解を求めていた。
「起雲閣の指定管理を引き続きオアシスにし、次回以降も特命で決める」という案は、昨年の11月定例会で「指定管理は公募が原則」として否決された経緯があり、市は2月定例会での再提出を見送った。4月の市議選を挟み、市長は新議員構成に代わる6月定例会で11月定例会で否決された案を強引にそのままの形で再上程を目指したが、議会側の反発が強く断念。定例会終了後に「次回以降の選定は、市内団体を条件に公募」という修正を加えたことで議決を得られると判断、臨時会招集に踏み切った。
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。