花を通じて熱海の地域活性化に貢献している熱海花の会(大竹順子会長、会員43人)は1月11日、東海岸町のお宮の松近くに、熱海ゆかりの早咲き桜「大漁桜」の苗木1本を植栽した。昨年、6月10日に金沢市で開かれた第28回「全国みどりの愛護のつどい」で功労者団体として国土交通大臣表彰を受けたのを記念して植樹した。
■阿治古神社の名物桜、全国的人気
「大漁桜」は多賀中で校長を務めた故角田春彦さんが作出したオリジナル品種で、毎年2月末から3月初旬の‘大漁’の時期に咲く。サクラダイの色に似ていることからその名が付いた。漁師まち網代のシンボルとして熱海市網代の阿治古神社の境内に2本植えられている。
お宮緑地のデザインを手がける日本花の会主幹研究員で樹木医の和田博幸氏と相談して記念樹を選定。同会から苗木を取り寄せ、藤原造園(市内昭和町、藤原正巳社長)からの寄付金を活用した。
(熱海ネット新聞・松本洋二)
■大漁桜 2月末から3月上旬に咲く熱海にゆかりの深い桜。故角田春彦氏(元多賀中校長)が作出した品種。1998年ごろ、地元の漁業関係者が阿治古神社に寄贈し、同神社の役員が大切に育てている。全国的にファンが多い。超早咲きのあたみ桜と入れ替わるように咲き始める。
写真=満開の大漁桜は昨年3月6日、阿治古神社で撮影
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