
網代名産の干物を観光客にPRする今シーズン最後の「網代温泉ひもの祭り」が2月24日始まった。毎年、11月から2月に月1回に催される冬季誘客イベントで通常は網代温泉の大縄公園で開かれるが、2月だけは多賀の長浜海浜公園で開催する。川口健網代温泉観光協会会長ら協会役員がそろいの赤い法被姿で脂の乗ったアジの干物を炭火で手際よく焼き、3000匹を観光客や市民に振る舞った。干物やアジフライ、アジすしなどの地元グルメも販売している。
当初は単独開催を予定していたが、わかめ漁の最盛期と重なったことから、「わかめまつり」(多賀観光協会主催)にうみみえ~る長浜の会場を譲る形で、隣接する長浜海浜公園で開催。狙い通り、相乗効果で両イベントとも多くの観光客でにぎわい、ともに長蛇の列ができた。25日もW開催する。
■熱海型DMO創設に多賀観協会と網代協会が協力
観光都市の熱海は、6つの観光協会が分立し、日程を調整、競い合う形で誘客に努めている。熱海型DM0創設へ向けて統一する動きがあるものの、ライバル関係にあることから長年にわたり課題のままで終わっている。各観光協会統合へ向け、網代温泉観光協会と多賀観光協会(山田哲也会長)が協同し、大きな一歩を踏み出した。各会派の市議会議員も全員集まり、両協会の連携に注目していた。
(熱海ネット新聞・松本洋二)
■熱海市の観光協会 熱海市観光協会、多賀観光協会、網代温泉観光協会、伊豆山温泉観光協会、伊豆湯河原温泉観光協会、初島区事業協同組合
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