
春の全国火災予防運動に合わせて熱海市消防本部と消防団は3月4日、熱海市上多賀の大川橋と周辺で合同訓練を行った。市消防南熱海出張所、消防団第3方面(第6、7、8分団=多賀)、第4方面(第10、11分団=網代)から約120人が参加した。
上多賀地内の住宅密集地から出火した火災が、強風により延焼拡大したため、熱海消防の総力を集結して防御活動する――という想定の下、指令を受けて出動した各隊は、ポンプ車で現場に到着すると手際よくホースを連結し、大川へ向てけて一斉放水した。防御、揚水・操縦・放水、救助…一連の流れを川口健指導員らが見守った。
同日夜は、伊豆山の七尾団地周辺一帯でも行われ、市消防と消防団第1、2方面の5隊150人が山林から出火したことを想定して訓練した。
(熱海ネット新聞・松本洋二)
牧野克昭団長「今回の消防訓練は前段がそろって行う消防訓練ではなく、各方面隊に合わせた訓練として実施した。ここの訓練を元に、それぞれ分団に戻って、各地域の防御体制を考えてほしい」
土屋千秋消防長「通常は訓練要綱を事前に配布して実施するが、今回は各方面隊が工夫を凝らして対処していただいた。火災に同じケースはない。常に変化する課題に対応する力を高めていただきたい」
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