本格的な夏を前に涼しさを感じてもらおうと、日本画家の坂本武典さんの「手描きのうちわ・扇子展」が熱海市渚町の自宅で6日まで開催されている。スイカ、紫陽花、カボチャ、アユなど夏らしいモチーフを描いたうちわや扇子60点を展示。普段は見ることのできないアトリエも公開され、市民や坂本さんに師事する絵画教室の教え子たちが訪れている。
画室を訪ねると、坂本さんは来宮神社に納める150号の大作「金魚すくいの絵」を制作中でその時間を割いて手描きでうちわを制作していた。ご覧のように透明水彩で着彩。色の積み重ねで美しさや力強さを表現していく。いつも柔和な画泊だが、制作中の眼光は鋭い。
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