今年3月15日に静岡県から認証を受けて発足したNPO法人熱海熱都(綾野憲夫理事長)は6月18日、第1回総会開催を記念して熱海市の起雲閣音楽サロンで「熱海温泉元気アップセミナー」を開いた。
日本健康開発財団温泉医療科学研究所主席研究員の後藤康彰さんが基調講演を行い、藤曲敬宏県議など約100人の市民と意見交換などを行った。講演では、日本人の長寿の秘訣は「風呂」にあるとして、温泉・入浴を活用した健康づくりを医学的に紹介。熱海温泉を誘客につなげるヘルスツーリズムやメディカルツーリズムについても分かり易く解説した。
同NPO法人は、温泉建築のレジェンド、矢崎英夫さんらが設立。熱海温泉の歴史と文化を見直して保存活用するとともに、首都圏などから熱海への移住者増進や熱海版「ヘルスツーリズム」推進に取り組んでいる。
(熱海ネット新聞・松本洋二)
■設立目的 少子高齢化と温泉観光地としての劣化が進む熱海に対して、市民、産業界、行政が連携して動き易いように起爆剤と潤滑剤の役割を果たしながら、歴史と文化を見直し保存活用する事業、熱海の魅力を売り込み移住者を増やす事業、子供と高齢者の特性を活かした共生事業、熱海の将来を見据えた街づくり事業を行い、熱海及び周辺地域の発展のために寄与することを目的とする。
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