
熱海市の海釣り施設を管理運営している「NPO法人SEA WEB」の安田和彦理事長は8月6日、熱海港の台風12号被害を視察した川勝平太静岡県知事に早急な復旧支援を要請した。
今回の台風で海釣り施設はフェンスや入口部に被害が出た。管理棟は平成19年9月の高潮で全壊したため、同20年2月から台風の時に移動可能なトレーラーハウスで管理していたため無事だった。しかし、設置するトレーラーハウスの土台部分が高波の被害を受け、周辺の電気配線が切れたり、電源が途絶したりしている。
入り口部は齊藤栄市長が地元の青木建設に要請して応急工事を行い、復旧しているが、同施設は熱海港北防波堤(260メートル)を市が県から借り受けて同NPOが委託管理しているため、県に早期復旧を要請した。
「夏休みは海釣り施設の書き入れ時でもあり、風評被害も心配。とくにお盆休暇は海釣りを楽しみしている人が多く、それまでに復旧できるようにしてほしい」と話した同理事長に、知事は「熱海の観光への影響を心配している」と協力を約束した。早ければ12日の営業再開を目指している。
(熱海ネット新聞・松本洋二)
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