熱海市を観光庁長官表彰 魅力ある観光地づくりのお手本/観光庁

観光庁は9月19日、魅力ある観光地づくりやその魅力の発信、訪日外国人旅行者の誘致など、観光の振興、発展に貢献し、その業績が顕著な個人、団体に贈る「第10回観光庁長官表彰」の受賞者を発表した。
今回は、年間を通じて官民一体で多彩なイベントの開催や積極的なSNSを使った情報発信、テレビロケ支援などでにぎわいを生み出している「熱海市」をはじめ、一般社団法人 伊江島観光協会(沖縄県伊江村)、北九州産業観光センター(北九州市)、株式会社 ぐるなび、一般社団法人 田辺市熊野ツーリズムビューロ(和歌山県田辺市)の5件が選ばれた。
静岡県内の昨年度の宿泊客数は前年比1・9%増の約1981万人。このうち、熱海市は308万8140人で前年度より2・3%増加(6万9609人)し、3年度連続で300万人台に乗った。若い世代の観光客を取り込んでいることが評価された。
表彰式は10月1日に東京・霞が関の中央合同庁舎で行われる。
(熱海ネット新聞・松本洋二)
🔶功績概要
【熱海市】 市長を座長とする「熱海市観光戦略会議」を設置後、官民一体の「オール熱海」で組織を進め、シティプロモーションや地域資源の掘り起こしを行なった結果、最盛期(500万人超)の半分以下まで落ち込んだ宿泊者数が2017年度には308万人まで増加。特に若年層の新規顧客を獲得することに成功し、ここ数年は日本人観光客が毎年10万人程度増加している。
【伊江島観光協会】体験型民泊事業。農業、漁業、三味線体験などで村民との交流の場を設ける。
【北九州産業観光センター】「産業観光」を核としたツアーの造成。ワンストップ窓口を設置。
【ぐるなび】日本最大級の飲食店検索サイト。訪日外国人向けに店舗、料理等の多言語情報発信。
【田辺市熊野ツーリズムビューロ】地域住民と連携した着地型観光。DMOの運営で欧米豪の宿泊者増。

 


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