
毎夏恒例のMOA美術館「薪能」(同美術館主催)が2日、閉幕した。2日間に渡り観光客や能の愛好者、市民ら各日約1500人(主催者発表)を前に、かがり火に浮かぶ特設の能舞台で、幽玄の世界が繰り広げられた。
昭和60年に始まり、今年で第30回目を迎えたMOA美術館の薪能は、伊豆半島の緑と相模湾の夜のしじまを借景に薪の炎がぱちぱち燃え盛るムア広場特設会場で催され、各流の能や狂言が披露された。
能楽は室町時代より600年以上演じ受け継がれてきた、日本を代表する舞台芸術。2001年にはユネスコの無形文化遺産に登録された。
同美術館では子供たちに日本文化が息づく能楽を肌で感じ、親しんでもらおうと8月9日午前に「夏休み能楽サークル」を開催。午後の部では能「鵜飼」(室生流・小倉伸二郎)、狂言(成上がり」(和泉流・野村萬斎)を同美術館能楽堂で開催する。
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