
熱海市桃山町のMOA美術館で31日、「第19回MOA岡田茂吉賞展」が開幕した。同賞の受賞工芸作品や人間国宝作家の逸品を観賞しようと、初日から多くの来場者が熱心に見入った。今回から選考対象が「工芸部門」に特化され、40歳以下の若手工芸作家に焦点を当てた新人賞を創設。美術界の第一線で活躍する学芸員、評論家、学者ら23人の研究者が選考した。
会場では大賞を受賞した山本晃さんの金工作品「切嵌象嵌接合せ箱(きりばめぞうがんはぎあわせばこ)・夕凪(ゆうなぎ)」をはじめ、新人賞を受賞した甲斐幸太郎さん、新里明士さん、新田源太郎さんの作品3点など、作家41人の43作品が展示されている。また出展作家がこれまで制作した作品も併せて展示され、求めやすい価格で販売されている。12月24日まで。
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