
文化の日の3日、熱海芸妓見番歌舞練場で「第24回日本舞踊 新風会公演」があった。花柳あらた・花柳輔之助日本舞踊教室の発表会で熱海芸妓衆ら門下生が日ごろの稽古の成果を披露した。会主の花柳あらたさんは熱海芸妓衆の日本舞踊の師匠で母子2代にわたって熱海の花柳界文化を支えている。
常磐津「廓(くるわ)八景」(小島美波)を皮切りに、大和楽「深雪」(花柳胡蝶)、長唄「手習子」(笑千代)、「藤娘」(稲川桃里)、「松の緑」(愛千代)、「汐汲」(小夏)、清元「玉屋」(あやめ)、常盤津「東都獅子」(静)、「山姥」(美鶴)、長唄「柳」(左京=花柳園左京)、常磐津「屋敷娘」(花柳玉藻)、清元「うかれ坊主」(関美=花柳あしほ)、長唄「花の三番叟(ちづ穂=花柳千蓮)、清元「傀儡(かいらい)師」(花柳扇輔)、萩江「鐘の岬」(宏紀=花柳みなも)、常磐津「もやい船」(花柳あらた)の演目を発表し、最後に小唄俗曲「大喜利」(熱海芸者衆)の吹き寄せを行った。
舞台は「女性のがん啓発応援公演」として開かれ、会場に女性のがん(乳がんと子宮がん)患者を支援するための募金箱を設置。寄せられた支援金は女性のがんを支援する団体「オレンジティ」に寄付される。
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。