
男子ゴルフの今季最終戦、日本シリーズJTカップが7日、東京よみうりCC(パー70)で最終ラウンドが行われ、6位から出た宮本勝昌(42)=ハートンホテル=が6バーディー、1ボギーでこの日ベストの65をマークし、通算9アンダーで逆転優勝した。9月のANAオープン以来の今季2勝目、ツアー通算10勝目。日本シリーズの優勝は1998、2001年大会に続く3度目の制覇で、優勝賞金4000万円を獲得した。
賞金王争いは、小田孔明が通算6アンダーで3位に入り、自身初の賞金王に輝いた。優勝すれば逆転賞金王の可能性があった近藤共弘は2オーバーの17位、岩田寛は7オーバーの25位、藤田寛之は11オーバーの28位。1打差の2位はプラヤド・マークセン(タイ)。石川遼は1アンダーの15位だった。
◇賞金ランキング 今大会の優勝賞金4000万円を加算し、宮本の年間獲得賞金は9104万8150円となり、5位でシーズン終了。
◇日本シリーズJTカップ 国内4メジャー大会の1つで優勝者には3年間のツアーシードが与えられる。唯一の会場固定大会(東京よみうりカントリークラブ)。
◇ 宮本勝昌選手の話 もう、嬉しいという言葉しか出てこないです。4年ぶりに東京よみうりカントリークラブに帰ってきたんですが、18番のティーショットを打つときに、たくさんのギャラリーの方の姿が見えたのが印象的でした。家族がいる前で優勝できたのも初めてだったので、非常に嬉しかったですね。“17番でしっかりバーディを取って、18番をパーで上がる”というゴルフプランだけを考えてやっていたので、その通りになってよかったです。18番ではとりあえずティーショットをグリーンに乗せなきゃというのと、乗ったら乗ったで何とか2パットで終えたいという、自分のプレーのことしか考えていませんでしたね。
正直なところ、4年ぶりにここでプレーできるということがすごく嬉しくて、それだけで満足していた自分もいたんですが、さらに優勝というご褒美までいただいて、本当に夢のようです。1年の最後の最後に、こうやって芹沢プロをはじめ応援してくださった皆さんの前で優勝できたのも嬉しかったですし、本当に素晴らしい2014年になりました。これで僕も3回目の優勝になるんですが、藤田プロが3連覇で同じく3回優勝をしているので、藤田プロとまた一緒に4回目を目指して来年以降も頑張りたいです。
寒い中、最後まで残っていただいたギャラリーの皆さん、ありがとうございました。たくさんの声援をいただいて優勝することができました。そして2014年、1年間男子ツアーを応援していただきありがとうございました。(写真とコメント=日本ゴルフツアー機構)
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