
熱海市清水町で住宅開発会社を経営する高谷宏氏は2日、熱海市と熱海芸妓置屋連合組合に各50万円を寄付した。市長室を訪れ、「熱海の芸妓文化の振興に役立ててほしい」と斉藤栄市長と西川千鶴子組合長に手渡しした。高谷氏は「最近はコンパニオンに圧され、稽古(けいこ)ごとに精進し、しっかりとした芸事や作法を身に付けた芸妓衆の仕事量が減っている。芸妓衆は熱海の財産、文化なので芸妓衆にもっと光を当て、若手を育てる施策に役立ててほしい」と要請した。
斉藤市長は「若い方にはハードルが高いイメージなので、シティプロモーションなどで若い人にも気軽に芸者さんを呼んでみたい、と思わせるような仕掛けを検討したい」と応じた。西川組合長は「熱海は大きな会社がないので個人の篤志家に支えられてきた。芸妓文化の継承に役立てたい」と感謝の言葉を述べた。
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