
今年で13回目を迎える「アタミ・アロハフェスティバル」(主催・熱海温泉ホテル旅館協同組合)が7日、渚親水公園レインボーデッキで開幕、参加者たちは熱海の遅い夏を満喫した。
青い海と空をバックに県内外から集まったフラダンス愛好グループが、自慢の踊りを披露する毎夏恒例の熱海のイベントで、今年もスペシャルゲスト・高木ブーさんのウクレレをはじめ、カマカ・ハワイアンズ、ワイキキ・サーフライダース、姉妹デュオのハニーズなどのハワイアンバンドの軽快な演奏が花を添えた。7日は31チーム370人、8日は19チーム310人の踊り手がエントリーしている。
熱海に限らず、全国各地でアロハフェスは開かれるが、その根底にあるのが、100万人を超す日本全国のフラダンス教室の受講者。ほとんどは地方の公民館などで学んでおり、にぎやかな舞台でのフラダンス披露を望んでいるという。ライトブルーの海とヨットハーバーを背に特設ステージで踊れる「アタミ・アロハフェスティバル」は、まさにあこがれの舞台。
しかも、ほとんどが温泉大好きで生活面でも余裕のある50歳以上の女性。年間を通じてハワイから一流の指導者を招き、ホテルや旅館に滞在型のフラスクールを作れば、集客にもつながる。
知人の出版社幹部によると、この雑誌不況の時代に、フラの専門誌「フラ ヘブン」「フラ スタイル」(季刊)はともに30万部を売り上げるという。ほとんどがフラの衣装やグッズ、ハワイの紹介。熱海のフラグッズの企画、開発も検討に値するのではないか。
【松本洋二】
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