
熱海市は12日、いきいきぷらざ6階の視聴覚教室で「外国籍市民のための防災教室」を開いた。災害時に情報弱者となりうる外国人が、災害時にどのように行動したらよいか、どう準備したらよいかなど、一昨年から毎年この時期に実施している。
「井戸端会議」のように少人数グループ単位で開催しており、この日は市役所近くに居住する中国国籍2人、フィリピン国籍1人の3人が出席した。
教室では危機管理課の大石真裕職員が講師を務め、東日本大震災時の相馬市(福島)や釜石市、宮古市(岩手)などの津波をビデオで振り返った後、熱海市で想定される地震などについて紹介した。
参加者の「熱海に津波が来たことはありますか」の質問に大石職員が「関東大震災の際には市役所の花ひろばのところまできたそうです」と答えると、聴講者たちは真剣にメモを走らせた。
(熱海ネット新聞)
◇熱海市の外国籍住人=12月末現在
31カ国336人(男106人、女230人)。トップ10は①中国(88人)②韓国・北朝鮮(86人)③フィリッピン(60人)④ブラジル(26人)⑤米国(15人)⑥ペルー(9人)⑦台湾、タイ(6人)⑨オーストラリア(5人)⑩カナダ、ドイツ、メキシコ、ベトナム(3人)
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