【社会】第38回「丹那トンネル感謝祭」 熱海の繁栄築いた67柱に感謝

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熱海市と熱海市観光協会は6日、市内梅園町の丹那トンネル殉職碑前で第38回「丹那トンネル感謝祭」を開いた。同トンネルの開通で熱海市が飛躍的発展を遂げたことに感謝し、斉藤栄市長、中島幹雄協会会長をはじめ、渡辺周衆院議員、藤曲敬宏県議、石和一義JR東日本熱海駅長、市議、市幹部、観光、鉄道関係者らおよそ50人が参列した。斉藤市長は「この尊い犠牲者こそ、熱海温泉発展の人柱ともいうべき方々。丹那トンネルの恩恵に感謝し、冥福を祈ります」と感謝の言葉を述べた。
丹那トンネル(7841m)は大正7年3月に工事が着工され、昭和9年12月1日に開通。この間、250万人が工事に従事。1日平均500人が3交代24時間体制で敢行した。大正8年4月のは東口坑口より300メートル奥で大崩落があり、16人が殉職。16年に及ぶ大工事で67人が犠牲になった。
◇中島幹雄協会会長 丹那トンネルの開通で首都圏とあたみが1本のレールでつながり、観光地熱海の礎になった。命がけの工事に関わった多くの先人に感謝したい」

◆丹那トンネル 昭和9年に丹那トンネルが開通するまで東海道本線は、現在の御殿場線を経由していた。同トンネルの開通で東海道本線のルートは「熱海―函南」経由となり、熱海は飛躍的に発展。完成には16年の歳月(1918年3月~34年12月)を費やし、延べ250万人が工事に従事した。開通時の延長は7804m。
◆大崩壊事故 1921(大正10)年4月1日、丹那トンネルの東口工事現場で起工以来最初の大崩壊事故が発生。坑口から300m(現在の熱海梅園内「香林亭」あたりの直下)の地点で長さ約70mにわたって崩壊。作業中の33名が生き埋めになり、8日後に奇跡的に救出された17名を除く16名の命が奪われた。1924(大正13)年の湧水事故や1930(昭和5)年の北伊豆地震による崩壊事故、その他の事故の犠牲者も含め、計67名が工事中に殉職。

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