信綱祭短歌大会に1158首

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今回は小学生の部に429首、中学・高校生の部に652首、一般の部に77首の計1158首を寄せられた。選者は佐佐木幸綱さんと、その長男で歌人の佐佐木頼綱さんが務めた。

心の花熱海歌会の松井千也子会長は今年が信綱の没後50年にあたり、この日の午前に「50年祭」を行ったことを交え「またここを第一歩として、先生のご遺志を受け継ぎ、熱海の人が皆歌を詠むようになることを祈る」とあいさつ。来賓の三田光行市教育長は斉藤栄市長のメッセージを代読した上で「短歌の底辺を広げるために小中高校生の部を取り入れ、より素晴らしい短歌大会が続いていることをうれしく思う」と祝辞を述べた。

続いて熱海中吹奏楽部の部員18人が信綱の遺影の前に並んで、信綱作詞の同校校歌と「夏は来ぬ」を斉唱。澄んだ歌声を響かせた。佐佐木幸綱さんは「短歌の主題」と題して講演。冒頭、昨年発足した佐佐木信綱研究会の活動に触れ「信綱は学問の研究だけでなくいろいろな仕事をした」と功績を振り返った。また「亡くなって50年、60年と時間がたち、だんだん忘れられていくのではなく、いい形で信綱のことが伝えられていけば」と思いを語った。各部の選歌発表と選評、互選発表の後、表彰を行った。

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