水の神様で知られる熱海市西山町の「明水神社」で4月10日、熱海管工事工業協同組合(櫻井清生理事長)が主催する春季例大祭が開かれた。
熱海市の良質な水質を誇る水源に感謝し、安全な水の安定供給を祈願するもので、森本要副市長、川口健市議会議長、竹部隆西山町内会長(副議長)、大舘節生熱海建設協会会長、中田義則市公営企業部長など40人が参列。来宮神社の雨宮盛克宮司が神事を執り行い、この1年、水道が市民や観光客に安定供給できたことに感謝し、新たな1年のご加護を願った。
■明治42年に給水開始、全国で17番目の早さ
同神社は、現在の第一小学校の土地に西山上浄水場があった頃、京都府宮津市の籠(この)神社からご神体を分けてもらい、1938年(昭和13年)に祀(まつ)られた。その後1955年(昭和30年)に約500メートル山側の現在の地へ社殿を移し、熱海市の水道の守り神になっている。東京の奥座敷だった熱海の上水道は1909年(明治42年)に給水を開始。全国市町で17番目の早さだった。
櫻井理事長と同組合のメンバーは今年3月、京都の籠(この)神社を参拝し、水の安定供給を祈念してきた。
(熱海ネット新・松本洋二)
■参列者 森本要副市長、川口健市議会議長、竹部隆同副議長、田中秀宝、稲村千尋、杉山利勝、越村修、金森和道、小森高正(以上市議=観光福祉公営企業委員会)、中村浩正下松田町内会長、小松正一笹良ケ台町内会長、大舘節生熱海建設協会会長、中田義則市公営企業部長、櫻井清生熱海管工事工業協同組合理事長など。
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