台風12号の接近で強い雨が降り続いた7月28日夕、熱海市の多賀神社で例大祭の宵宮祭が厳かに執り行われた。「宵宮祭」は本祭の前夜に行われ、本祭が無事奉仕できるよう祈念する祭事。雨宮盛克宮司が祝詞を奏上したあと、井沢一賴総代長をはじめ氏子、町内会代表、山田秀明祭典委員長らが玉ぐしを捧げ、例大祭の成功を祈念した。
雨で境内使えないため、市指定民族文化財・多賀神社鹿島踊りの奉納は行わず、初日の神輿渡御や山車の巡航なども取りやめた。
本祭りの29日は午前10時から例大祭神事を斎行し、神幸行列は予定を遅らせて午後2時半に神社を出発してお下り。御浜地では神事と鹿島踊りの奉納を行い、お上りする。厄年奉賛会による神輿の浜降りは台風の影響で高波が予想されることから中止の予定だが、天候の情況をみながら検討する。夜は、上多賀青年団と若海会の山車が氏子町内を巡行し、青年部・青魁会の神輿が繰り出し、熱海の夏祭りシリーズを締めくくる。
(熱海ネット新聞・松本洋二)
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