
樹齢2千年の御親睦「大楠」で知られる来宮神社(雨宮盛克宮司)で新年の縁起物「まゆ玉」作りが急ピッチで進められている。まゆ玉は家庭や職場にまつることにより、家内安全・商売繁盛の福をもたらすとされる。新年の縁起物として古くから信仰され、正月の参拝者に人気が高い。同神社では、11月初めから5人の巫女が交代でまゆ玉作りを始め、12月25日ごろまでに3000本を用意する。
五色の紅・青・白・黄色・紫は魔よけの色とされ、玉は福を象徴している。価格は2000円から1万円。例年正月3が日で完売する。
まゆ玉のほか同神社では、破魔矢、絵馬、土鈴、お守りなど縁起物5万点を用意し、初詣参拝客に備える。今年は正月3が日に11万人の参拝客が訪れた。
◇まゆ玉 10月に熱海市内で採取した萩の枝にまゆを見立てた5色の玉を取り付け、大黒、えびす、タイ、小番、招き猫、的をまつっている。かつて盛んだった養蚕に由来する。大きいものだと1つ仕上げるのに2時間半以上かかる。
◇初詣の参拝者 1日5万人、2日3万人、3日3万人
右から巫女の田中美弥さん、和田悠那さん、湯田実咲さん
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