
源頼朝が征夷大将軍の守護神として奉(まつ)り、徳川家康も崇敬した伊豆山神社の由来や歴史を描いた「走湯山秘訣(そうとうさんひけつ)絵巻」が、東京・新宿区の柿伝(かきでん)ギャラリーで展示公開されている。同神社が絵巻を市外に出展するのは初めて。
同神社はかつて「走湯権現」と呼ばれ、神仏習合の一大霊場だった。そこに伝わる神の物語を鎌倉時代に記したのが「走湯山秘訣絵巻」で、代々の氏人の長(宮司)1人だけに披見を許され、御神体と同様に秘められてきた。その秘伝の書を広く人々に伝承しようと、2011年に国文学研究者、書家、画家の協力を得て、わかりやすい文章とし絵巻を制作した。全4巻合わせて約30メートルに及ぶ大作。公開は7日まで。
(熱海ネット新聞)
問い合わせは同ギャラリー〈電03(3352)5118〉へ。
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