
静岡県は17日、2010年〜40年の5年ごとの県内市町の将来推計人口を公表した。
2010年に3万9600人だった熱海市の人口は3万9010人(11月末現在)。
国勢調査結果に基づく、県の分析によると、今後はさらに減少に拍車がかかり、2015年(3万7100人)、2020年(3万4300人)、2025年(3万1300人)、2030年(2万8400人)、2035年(2万5500人)、2040年(2万2800)-。
2040年には総人口が現在より42・5%減少する一方で、前期高齢者(65歳-74歳)の占める割合は全体の16.4%、後期高齢者(75歳以上)は26.3%。高齢化率は実に42.7%。10人の内4人が65歳以上となる計算だ。
熱海市は第4次熱海総合計画の中で、東京五輪が開催される2020年度の目標人口を4万人としているが、実情とは大きな隔たりがある。
少子化対策とともに、郊外のショッピングセンターまで車で買い物に行けないお年寄りが、近隣で快適に過ごせる市街地へ編成など、これまで経験したことのない思い切った施策が望まれる。(編集主幹)
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