
今年5月に発足した伊豆半島ジオパーク推進協議会公認ジオガイドらでつくる「ATAMIジオネットワーク」は29日、起雲閣で設立後初めての市民講座「熱海の新しい魅力 ジオ」を開いた。伊豆半島ジオパークの世界認定に向け、市民に熱海のジオを知り、興味をもってもらおうと企画したもので、事務局長の石川彰さんが、伊豆半島の火山・地質の歴史などを分かり易く説明し、温泉がもたらす熱海のジオポイントの特異性をレクチャーした。
続いて、市内のジオポイントである「錦ヶ浦」「大湯」「走り湯」初島」「丹那断層」などの成り立ちを一つひとつ紹介。新たなジオポイントの発掘に向けた調査・研究も行っており、15年ほど前に全国的に話題になった「熱海海底遺跡」を改めて取り上げ、参加した約30人の市民が熱心に聞き入った。
北島鉄修会長は「熱海の皆さんに国内に類のない魅力的な場所に住んでいることを知っていただいた。この講習会を通して世界ジオパーク認定を盛り上げる機運を高めたい」と期待を寄せた。
同ネットワークでは、熱海に泊まり、走り湯、錦ヶ浦、丹那断層、初島、熱海海底遺跡」などを巡るジオポイントツアーなどを企画しており、新たな誘客が期待できる。
◆開催している熱海ジオツアー
・熱海の火山跡「錦ヶ裏」と温泉(2時間)
・隆起した島「初島」を歩く(2時間)
問い合わせ ATAMIジオネットワーク事務局 石川080-1557-5659
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