熱海市都市計画審議会(会長・大方潤一郎東京大教授)は10日、東海岸町にホテルを併設した14階建てマンション「熱海東海岸町マンション(仮称)」の新築計画について審査し、「マンションタイプの貸別荘の形態」との判断を下し、市に「規定に適合すると認める」と答申した。
沼津市の大藤建設が国道135号線沿いの工事が中断している商業施設の裏に建設するこの計画は、5月の前回答申で、共同住宅の47戸に対し、ホテルが8室であることから、ホテル部分の永続的な営業、にぎわいを創出する周辺への貢献が見えない、などの理由から再審査となっていた。市は市中心部を「観光にぎわい地区」とし、一定規模の集合住宅建設を制限しているためだが、今回の審議会では、市は①ホテルは8室だが、施設形態がマンションタイプの貸別荘のようなイメージ②ホテルの運営は全国展開す事業者③飲食設備は併設せず、街ににぎわいを生み出す―などと説明した。
計画では、敷地面積2229平方メートル、延べ床面積5093平方メートルの鉄筋地上14階建てで、共同住宅47戸とホテル8室。8月に工事を開始し、平成29年年3月完成予定。現在は月決め駐車場として使用している。
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