
熱海市議選に立候補を表明している現職・川口健氏(51、自民)の後援会は3月20日夜、JR網代駅前の和田木会館3階で総決起大会を開催した。和田木、小山、網代、下多賀、上多賀などから駆けつけた200人を超す支援者が駆け付け、熱気に包まれた。
清水正彦後援会長の開会のあいさつに続き、川口市雄前熱海市長、森田金清前熱海市観光協会会長、駒嶺洋選対本部長(南熱海網代温泉旅館協同組合理事長)、勝俣孝明環境大臣政務官(衆院議員)、岩井茂樹自民党副幹事長(参院議員)、藤曲敬宏県議が来賓のあいさつ。さらに後援会幹部、各町内会長、部農会、消防団、婦人部、同級生らが次々に登壇して激励。堀井弘幸後援会青年部長を中心に65人によるガンバロー三唱で締めくくった。
清水会長は「川口健の選挙も4回目となり、先代(市議7期務めた川口氏の父栄一氏)にも増して力をつけてきた。そこで頭が痛いのが“大丈夫だよ”の声。この“大丈夫だよの声”を跳ね除けたい。われわれ後援会は先代から積み上げてきたやり方で、川口健が清々と政治活動ができるようにそれなりの成績で議会へに送り出したい」と支援を呼びかけた。
1時間30分に渡り、知子夫人とともに立ち姿で激励を受けた川口健氏は「観光で稼ぎ、市民のくらしやすさにつなげていくため、魅力あふれる熱海のために、一層努力してまいります」と決意を述べ、4期目に取り組む重要政策に「熱海版地域包括ケアシステム」を掲げ、このように話した。
「熱海の高齢化率は48%となり、市民の2人に1人が65歳以上。2025年、6年後には3万7000人の人口に対して1万人が75歳以上となる。75歳以上になると、複数の病気を抱える人が多くなり、医療、介護予防にしっかリと対応できる体制を作っていかねばならない。また一人暮らしが多いのも熱海の特徴。高齢者の2世帯に1世帯が一人暮らし。そういった方が、可能な限り、施設の入所や長期入院ありきではなく、住み慣れた地域で生活支援や在宅医療、介護を受けながら安心して暮らせるようしていきたい」。
そのために必要なのが、「熱海版地域包括ケアシステム」と説明し、「第一に一人ひとりが健康づくりに取り組む。その上で支援が必要な方は地域のコミュニティと介護の専門職、行政が一体になって役割分担して支えあっていく。生活支援、困りごとの相談などにも住民全体で取り組んでいく。高齢者福祉だけでなく、障害をお持ちの方、生活に困窮している方、子育て世代も地域包括ケアシステムの対象となる」と続け、「ご意見や要望は、オヤジの教え通り、すぐに当局に声をあげ、地域のため、熱海のため、皆様の負託に応えたい」と訴えた。
(熱海ネット新聞・松本洋二)
■川口市雄前熱海市長(後援会顧問)「3期12年、今期は2年間議長を務め、網代駅にエレベーターを設置するなど、だいぶ力をつけてきた。このように大勢の皆さんに集まっていただくのは非常にありがたいが一方で後援会長が危惧するように油断が出てくる。まだまだ伸び代がある川口健を油断することなく、押し上げていただきたい」
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