熱海市下多賀の多賀海岸(旧海水浴場)で6月25日夜、夜光虫(やこうちゅう)が波の刺激で発光し、海が青白く光る幻想的な光景が広がった。夜光虫はプランクトンの一種で、海水温の上昇で増殖して海面の色が変わる。
日中は夜光虫を含むプランクトンが赤潮となり、海面を淡紅色に染めていたが、日が沈むと大変身。波や水しぶきなどの刺激を受けて光を放ち、波打ち際にライトブルーの蛍光色の波が次々に訪れた。
この日は沖合の広範囲に赤潮が発生したことから、光のショーを期待して見物に訪れた人も数組。近隣住民の女性は「SNSで夜光虫の写真を見たことがあるが、実際に見るのは初めて。あの赤潮が幻想的な光の波に変わり、不思議発見しました」と感動していた。
南伊豆では、夏シーズンに「海ボタルクルージング」ツアーがあり、走行する観光船の波間に青白く光る夜光虫を観賞するのが人気。熱海にもトロピカルなパイプラインが…。新たな観光資源を発見した。
(熱海ネット新聞・松本洋二)
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