
熱海市の下多賀神社で7月13日夕、天王祭が斎行された。本殿での神事では、雨宮盛克宮司が祝詞を奏上し、渡辺幹夫総代長をはじめ、氏子、町内会の人たちが参列。無病息災と氏子町内の繁栄を祈願した。続いて境内で市指定無形文化財の鹿島踊りが奉納され、白装束に身を包んだ下多賀神社鹿島踊り保存会の会員たちが勇壮な踊りを奉納。地元住民らが伝統行事に見入った。
疾病よけの夏祭りとして知られる天王祭は「牛頭天王(ごずてんのう)」を祭神とした厄病神祓いの祭りで、全国各地で「陰暦6月15日」を中心に行われる。京都・八坂神社の祗園祭りもその一つ。869年(貞観11年)、全国に流行した疫病を鎮めるために行われた「祗園御礼会」が始まりと伝えられる。下多賀では、和田木神社でも毎年、この時期に行われる。
(熱海ネット新聞)
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。