熱海芸妓(げいぎ)が芸能の神様とあがめる来宮弁財天の例祭(11月23日)を前に、令和2年度の御鳳輦奉仕を行う厄年奉賛会(二見一輝瑠代表)は11月17日、来宮神社の境内にある弁財天の池の清掃を行った。会員8人がコイを網ですくって取り出し、プラスチックのケースに移動。続いて池の水を抜いて泥や落ち葉を除去した後、デッキブラシを使って汚れを落とした。
来宮神社責任役員の三宅範之さんと芸妓置屋「まめさくら」の豆一(まめかず)さんも一緒に汗を流し、年末年始に備え、池の清掃に取り組んだ。
同厄年奉賛会は、15日に今年度の厄年奉賛会「結葉桃一會」と引き継ぎを済ませ、今回が新年度奉仕の初仕事。二見代表は「代々の先輩方の伝統、思いを引き継ぎ、来年7月の来宮神社例大祭へ向けて誠心誠意ご奉仕させていただく」と話した。
弁財天は、芸事の神様として知られ、大正時代から芸妓衆が神として崇拝。現在でも熱海芸妓衆が、芸事の上達を願い参拝している。
(熱海ネット新聞)
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