熱海管工事工業協同組合は4月9日、市内西山町の「明水神社」で春季例大祭を斎行した。来宮神社の雨宮盛克宮司が神事を執り行い、昨年は台風19号の影響で県営駿豆水道水道(県水)が断水したものの、市固有の丹那湧水が健在で市民や観光客に安定供給できたことに感謝し、新たな1年のご加護を願った。
東京の奥座敷だった熱海の上水道は1909年(明治42年)に給水が始まり、全国市町で17番目の早さだった。同神社は、現在の第一小学校の土地に西山上浄水場があった頃、京都府宮津市の籠(この)神社からご神体を分けてもらい、1938年(昭和13年)に祀(まつ)られた。その後1955年(昭和30年)に約500メートル山側の現在の地へ社殿を移し、熱海市の水道を見守っている。
今年は新型コロナウイルスの感染防止のため、規模を縮小して斎行。齋藤栄市長、竹部隆同副議長、川口健市議、大舘節生熱海建設協会会長、小松智士市公営企業部長、櫻井清生熱海管工事工業協同組合理事長らが参列した。(熱海ネット新聞)
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