熱海市の伊豆山神社例大祭の本祭が4月15日、同神社で斎行された。今年は新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、神事だけを実施。原嘉孝宮司が祝詞を奏上して「熱海の繁栄と新型コロナウイルスの1日も早い終息」を祈願し、大鳥居素禰宜らの神職がお祓いなどの神事を静かに営んだ。続いて同神社に古くから伝わる「神女舞」と「実朝の舞」を奉納した。
例年は神社役員や国会議員、市長、県議、観光関係者ら約100人が参列していたが、今年は大舘節生総代会長をはじめ、氏子献幣使の髙橋照幸さん、神社責任役員、町内会長、厄年奉賛会「伊豆山午未昭令會」の小澤宏昭会長ら35人ほどで、全員がマスクを着用し、一定間隔をあけて座るなどの対応がとられた。
毎年、神事後に行われる浜、岸谷、仲道3町の神輿と厄年奉賛会が担ぐ御鳳輦(ごほうれん)神輿による石段下り、氏子町内を練り歩く「神輿渡御(とぎょ)」および伊豆山勢輿會の神輿渡御、弓の「三三九手挟式(さんさんくてばさみしき)」は中止され、長年続く伝統行事を形を変えて開いた。「直会(なおらい)」も感染拡大を防止するため自粛した。
(熱海ネット新聞)
■「神女(しんにょ)」佐々木心、丹利奈
■「実朝の舞」中田憂生(実朝)、豊嶋彩生、高橋奏音、島凰花、小澤ゆり(以上舞姫)
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