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熱海市の齋藤栄市長は6月4日、市議会6月定例会で、新型コロナウイルスの感染拡大防止に対応するため、市が進めてきた(仮称)熱海フォーラム事業を当面凍結する方針を表明した。
市長は「第1波は収束しつつあると考えるが、第2波、第3波の襲来も予想され、感染拡大は終わりが見えない。市長として最優先させなければいけないのは、市民の生命と財産を守り、雇用と事業継続を下支えすること。市民生活に与える影響を最小化する施策に全力を傾注するため、当面この事業を凍結させていただく」と述べた。
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同事業は、市役所に隣接する熱海岡本ホテル 跡地(上宿町市有地)に多目的市民ホールを建設。1階を市民の様々な活動を応援する交流センター、2階は観客席504席のホール。建築費は30億円を上限に2022年度に着工。24年度の完成を目指すとしていた。ランニングコストは年間5000万円。
市は33億3000万円の財政調整基金(市の貯金)のうち、今年度の新型コロナウイルス対策費に9億9500万円を取り崩しているが、対策費は10年間で予算化しており、総額47億7700万円を見込んでいる。
(熱海ネット新聞)
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