熱海、本格的な回復を取り戻す 花火大会に1万1千人 年内に4回追加

政府の観光支援事業「GoToトラベル」に東京発着が加わって1カ月。旅先の買い物、飲食に使える地域共通クーポンの効果もあって、熱海市は本格的な回復を取り戻している。10月24日夜に開催された熱海海上花火大会は1万1千人(主催者発表)の見物客が訪れ、夏季シーズンを思わせる混雑が続いた。
この賑わいを本物にしようと、熱海市は観光庁の支援を受けて、年内に4回の花火大会を追加する。当初の予定では残る年内の花火大会は12月6日(日)と13日(日)の2回(各15分)だったが、新たに11月27日(金)に15分間、クリスマスに合わせて12月23日(水)、24日(木)、25日に各5分間の小時間花火を打ち上げることが決まった。
観光庁が公募した「誘客多角化等のための魅力的な滞在コンテンツ造成実証事業」に、市が提案した「新しいスタイルの花火大会を核とした夜の賑わい創出」事業が採択されたもので、2021年3月までに計7回の小規模・中規模花火大会を実施する。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、市内のホテル旅館は受け入れ人数を制限する中でフル稼働。熱海銀座商店街は夜になっても若者の観光客で混雑が続くなど、街の明かりの復活が本格的な回復を代弁している。
(熱海ネット新聞)
■年内の熱海海上花火大会
11月27日(金)=15分
12月6日(日)13日(日)=15分
12月23日(水)、24日(木)、25日(金)=5分
■2021年=3月までの熱海海上花火大会
1月29日(金)=15分
2月14日(日)=15分
3月7日(日)21日(日)=15分
※ほかに泉、伊豆山、網代で5分の短時間花火を予定

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