
大相撲初場所は1月24日、東京・両国国技館で千秋楽の取組が行われ、ともえ戦で行われた序ノ口の優勝決定戦で熱海富士(18、熱海市出身、伊勢ケ浜部屋)が荒馬(伊勢ノ海部屋)、東照錦(錦戸部屋)に連勝し、優勝を果たした。
「荒馬には本割で負けたけど、決定戦で勝てて良かった」と話し、本割で負けた取組を一緒に見直して研究してくれた兄弟子たちに感謝。「来場所も次の場所も優勝して関取(十両以上)になりたい」とさらなる飛躍を誓った。
(熱海ネット新聞)
優勝決定戦=千秋楽
荒 馬◯(吊り出し)● 東照錦
荒 馬●(押し出し)◯熱海富士
東照錦●(寄り倒し)◯熱海富士

熱海市梅花町在住の熱海富士(本名・武井朔太郎=たけい・さくたろう)は、千葉県生まれの18歳。第二小2年時に熱海市に移り、6年時に三島相撲クラブ(三島市)で相撲を始めた。熱海中3年時に全国大会で5位入賞し、高校相撲の名門・飛龍高校(沼津市)に進学した。現在3年生。
高校では、1年から団体戦レギュラーとして活躍、2年時に東海相撲大会で個人優勝した。3年になった昨年は新型コロナウイルスの影響で全国大会が取りやめになり、昨年11月に伊勢ケ浜部屋に入門。日本相撲協会の新弟子検査を受け、11月場所の前相撲で角界デビューした。同部屋には、高校の先輩で初場所で新入幕を果たした翆富士、1学年先輩の楓富士が入門している。
今年1月10日が初日の初場所で序ノ口に出世して番付に名前が載り、東序ノ口25枚目で大相撲デビュー。本割の1番相撲では荒馬(同志社大)に敗れたが、その後6連勝し、6勝1敗で並んだ荒馬、東照錦とともえ戦の優勝決定戦に臨み、荒馬を押し出し、東照錦を寄り倒した。優勝賞金は10万円。
得意技は、185センチ、166キロの恵まれた体型をいかした「右四つ」からの「寄り切り」。目標は兄弟子の照ノ富士。「将来の夢は横綱、これまで応援してくれた人たちのためにも強くなって恩返ししたい」と気合を込める。
(熱海ネット新聞)
初場所・本割の熱海富士=6勝1敗
①熱海富士●(寄り倒し)◯荒馬
②熱海富士◯(寄り切り)●本間
③熱海富士◯(寄り倒し)●若大根原
④熱海富士◯(寄り切り)●白石桜
⑤熱海富士◯(送り出し)●藤乃波
⑥熱海富士◯(寄り切り)●許田
⑦熱海富士◯(寄り切り)●龍成山
※序ノ口=1場所7番制
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