熱海に絶景ワーケーションオフィス　ホテルニューアカオと三菱地所

熱海市のホテルニューアカオと三菱地所（東京都千代田区）は５月１４日、同ホテルが運営するアカオリゾート内にワーケーションオフィス「WORK×ation Site熱海」を開業した。１３日、報道関係者向けの内覧会があり、施設を公開した。
相模湾、景勝地•錦ヶ浦を望むカフェレストラン「花の妖精」の一区画を、リノベーションし、１６人が使用できるオフィス空間１室を設け、Wi-Fi、プロジェクター、卓上ディスプレーなどを備えた。三菱地所が借り受け、１日１社占有で１日１０万円（税別）で貸し出す。同地所が全国展開するワーケーションオフィス事業の和歌山県・南紀白浜、長野県・軽井沢に続く第３弾。
赤尾宣長社長は「コロナ禍で全国のホテル業が苦戦している中、熱海市から（三菱地所が）ワーケーション用地を探しているという話があり、新しいビジネス展開に期待した。従来の１泊２食のスタイルではなく、ワーケーション•サイトでリフレッシュしながら宿泊の形を提案できれば」と話した。

三菱地所では、同地所が運営する全国のビルなどに入居する約２１００社（このうち都内に１５００社）を主軸に社内研修やプロジェクトチーム合宿の利用を想定する。営業企画部の田村可奈さんは「この場所は景観が良く、波の音を聞きながらゆったりと仕事できるワーケーションに最適な環境。新しい発想が生まれるような場所にしたい」とアピール。他の宿泊施設利用者、地元と連携したまちづくり関係のワークショップなどにも活用していく。
（熱海ネット新聞）