

熱海梅園の韓国庭園でネムノキ(合歓木)が見ごろになり、薄紅色のふわふわとした花が、梅雨入りした熱海の風景に彩りを添えている。化粧道具のはけのような形が特徴で、夕方になると昼には広がっていた2つの葉が重なり合って閉じたような状態になる。それが「眠る」をイメージさせるため、この名が付いた。マメ科の落葉高木で梅雨末期の6月に花が咲き、7月いっぱい咲きつぐ。
ところで、日立製作所「日立の樹」のCMでおなじみの「♪この木なんの木 気になる木」はアメリカネムノキ。日本のネムノキと同属。このCM曲を作曲したのが、先日、心不全のため死去した小林亜星さんだった。
この時期、鮮やかなジャカランダとブーゲンビリアが人気だが、こちらの夢幻(ゆめまぼろし)の花も負けずに美しい。
(熱海ネット新聞)
写真=6月16日撮影


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