

菅義偉首相は7月12日午後、熱海市伊豆山地区で起きた大規模土石流災害の被災現場を視察した。伊豆山神社近くから崩れた斜面の様子や住宅を確認したほか、警察や消防から行方不明者の捜索状況などについて説明を受けた。
その後、527人が避難しているニューフジヤホテルで被災者から話を聞き、齋藤栄市長、川勝平太県知事と今後の対応をめぐって意見を交わした。勝俣孝明衆院議員、越村修市議会議長が同席し、犠牲者に哀悼の意を表して始まった。
市長は① 被災自治体の復旧事業に国の補助金が上積みされる「激甚災害」指定②風評被害対策として、熱海の観光復興に向け、国の補助金による宿泊料の割引キャンペーン(復興割引)実施③様々な憶測記事が出ていることから、今回の土砂災害と盛り土の因果関係についての国による科学的、専門的な原因究明ーを要望した。

これに対し、首相は「想像を絶するような土石流だったと思う。できることは全てやる」と述べ、激甚災害の指定については「今回は住宅が非常に多く、適するかどうかは微妙な問題があると思うが、指定できなくともそれに匹敵する支援を行う」。復興割引、国による原因究明については「やる必要がある」と支援を約束した。

市長は「未曾有の災害で市民が現状、そして将来の生活再建に不安を抱いている中で、国のトップに足を運んでいただき、被災者に直接お声も…。意見交換会では、前向きな回答があり、今後の復旧復興に対してこれほど心強いことはない」と述べた。
(熱海ネット新聞)
被災現場視察の写真は菅義偉首相のfbより
甚大被害制度…http://www.bousai.go.jp/taisaku/pdf/seido.pdf


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